今までの仕事の経歴はこちら

今までのお仕事

お仕事のご依頼やお問い合わせは
こちらのお問い合わせフォームよりお願いします
↓   ↓
amin296.520@gmail.com


早いもんで、我が家は今、非常に奇妙な状態にあります。
「学級閉鎖」という言葉。

本来なら、病と戦う静かな休養期間を想像させますが、現実は違います。
目の前にいるのは、溢れんばかりのバイタリティを持った、ただただ「学校へ行くことを禁じられた健康な男子」です。

エンジン全開のスポーツカーをガレージに閉じ込めておくような、この「元気なのに休み」という不条理。

もはや、家の中の空気抵抗すらエネルギーに変換しそうな勢いです。
そんな中、今日からようやく次男はサッカーへ。
私は仕事へ。
そして娘は、念のための調整期間として自宅待機。
バラバラに動き出す家族の歯車を、なんとか「食」という共通言語でつなぎ止める必要があります。

本日構築したのは、節約食材という限られた資源を、知力と下味によって「ごちそう」へと昇華させる、極めてコスパの高い一皿です。

【本日のシステム:豚こまと白ネギの甘辛ごまだれ炒め】
IMG_9127

豚こま肉。
経済的ではありますが、適当に焼くと「固い塊」になりがちという構造的な欠陥があります。
今日はそこを、二つのシステムで解決します。

材料
豚こま切れ肉:200g(経済の味方。ただし、扱いには注意が必要なデリケートな存在です)
長ねぎ:1本(丸ごと1本。斜め切りにすることで表面積を増やし、タレをキャッチしやすくします)
酒(下味用):大さじ1
片栗粉:小さじ2(この二つが、肉の繊維に潜り込んで「柔らかさ」を担保する、いわば内部補強材です)

【A:味の連立政権】
醤油:大さじ1
みりん・砂糖:各大さじ1
鶏がらスープの素:小さじ1
にんにくチューブ:3cm(食欲という本能に直接訴えかけるスタミナ配合です)
白ごま:大さじ2

サラダ油:大さじ1

【工程の分析】
① 事前処理による肉のアップグレード
豚こま肉に酒を揉み込み、片栗粉をまぶします。
このひと手間が、後にフライパンの中で「驚きの柔らかさ」となって報われます。
同時に白ねぎを斜め薄切りに。
IMG_4629
② 「コールド・スタート」の採用
ここが、今日の最も知的なポイントです。
フライパンに油と肉を入れ、火を付ける前に「冷たい状態」で肉をほぐします。
熱くなってからほぐそうとしても、タンパク質が結合して「肉の巨大な塊」が生成されるだけです。
冷淡なフライパンの上で、まずは肉の自立を促します。
IMG_4630
③ 加熱と統合
中火にかけ、バラバラになった肉を炒めていきます。
火が通ったら、白ねぎを投入。
ねぎが「しんなり」という妥協案を提示してきたところで、次のステップへ。
IMG_4631
④ 煮絡めるというフィナーレ
【A】を一気に投入。
水分が飛び、タレが肉とねぎに「癒着」して、照りが出てくるまで中火で煮詰め、仕上げに白ごまを大量投入します。
IMG_4632
IMG_4633

【考察ポイント】
「冷やし」から始める合理性
急いては肉を固めるだけです。
火を付ける前に全てを整えておく。この余裕が、仕上がりのクオリティ(バラバラ感)を決定づけます。

ネギ1本の使い切り
ネギ1本を余すことなく使い切る。
この「端材を出さない」という潔さが、忙しい日のキッチンには心地よいのです。

元気なのに学級閉鎖。
サッカーに行く者。仕事に行く者。大事をとって休む者。
それぞれの事情が交差する1月ですが、この甘辛いごまだれの香ばしさがあれば、ひとまず「今日の食卓は正解だった」と自分を納得させることができます。
皆さんも、もし元気すぎる家族を抱えて立ち往生したときは、この冷たいフライパンから始まる「豚こまの救済措置」を試してみてください。
きっと、ごはんのおかわりを要求する声が、平和への第一歩になるはずです。
今日も一日(そして、少しずつ動き出す)お疲れさまでした!

Yahoo!ニュースエキスパートでレシピ執筆してます。
↓ ↓
S__50216973


チャンネル登録よろしくね~!!


インスタグラムでは
たくさんのレシピを紹介しています
是非遊びに来てください