その悩み、かぼちゃが一口で飲み込んでくれるって。

これは、あなたの「献立迷子」という病巣に直接効く、劇薬のようなものです。
一口食べれば、あなたの悩みなんて、かぼちゃの甘みに包まれて、跡形もなく消え去るでしょう。
「主婦の味方?」
違う違う。この一皿であなたとあなたの家族を洗脳したくてしかけた罠で~す。
カボチャの甘み。という名のトロイの木馬をあなたの食卓に忍び込ませるのです。
「食卓が華やかになる魔法のおかず?」
いやいや、これはただの舞台。
あなたという操り人形が、この完璧なそぼろあんを前に、「どうだ!私の晩ごはん!」とばかりにドヤ顔を披露するための劇場です。
野菜嫌いの子ども?
カボチャの甘さに一瞬で食いつき全開。
あとは無言でモグモグ…はい、洗脳完了!
難しい手順?
いりません。
レンジでチンして時短して、あっという間に完成するから、気づいたら夕飯ができてて、「あれ?私ってもしや、天才できる主婦?」みたいな、心地よい錯覚までプレゼントして差し上げましょう。
必要なのは、レンジボタンを押す指と、家族の胃袋を掌握するぞ!っていう、ほんの少しの勇気だけ。
《材料》
かぼちゃ‥300g
豚ミンチ‥150g
酒‥大さじ1
【A】
醤油・みりん‥各大さじ2
砂糖‥大さじ1
顆粒だしの素‥小さじ1/2
水‥200ml
水溶き片栗粉‥小さじ2
《作り方》
① かぼちゃを乱切りにして耐熱容器へ。濡らしたペーパータオルをふんわりと被せ、さらにラップで密閉。
逃げ場を失ったかぼちゃをレンジ600Wで5分ほど監禁加熱。
硬いと感じたらもう1分追加でトドメを刺してください。


フライパンに豚ミンチと酒をぶち込み、中火で炒める。
豚ミンチは酒をいう一種の麻酔と一緒にバラバラにして、原型を留めないようにボロボロに破壊しましょう。
8割ほど色が変わったらAを加える。この8割っていう中途半端なところが、ポイント。
完全に殺さず、生かさず、Aの調味料たちが、五感を狂わせましょう。
煮立ったらかぼちゃを入れて3分ほど煮る。
この3分間は、人生で一番どうでもいいことを考えて過ごしましょう。
例えば、電柱の上のカラスの鳴き声とか。
火を弱めて水溶き片栗粉を回し入れ、優しくかき混ぜながらとろみ付けし最後の仕上げをしましょう。
水溶き片栗粉という名の「逃がさない粘着トラップ」をそーっと回し入れ、優しく、しかし確実に全体を絡めとってください。

《ポイント》
かぼちゃは竹串がスッと通ればOK。
抵抗を感じたら、まだ意識が残っている証拠なので1分追加してとどめを刺してください。
レンジ加熱時間は機種により調整が必要。
要するにあなたが思うままにコントロールすればいいのです。
さあ、これで今日の献立の悩みは解決!家族みんなの「美味しい!」が聞けるのが楽しみだね!
手間も時間もかけずに家族が笑顔。
その笑顔の裏で、すでにあなたの食卓はカボチャに乗っ取られてるんやどね。



